更新の期間があいてしまいました。
ごめんなさい。
2週間ほど前からダラダラと風邪をひいていまして
治ってきたかなーと思ったらぶり返したりなんかして
とうとう一昨日の夕方から熱がでて寝込んでいました。
やはり調子の悪い時はしっかり静養しないと長引いていけませんです。
わかっちゃいるのにってね。
本日より復活しましたので、またよろしくお願いします。
ということで、
「おい、ホントに準備してんのかよ!」と、突っ込まれてしまいそうな
συναντω のパタンオーダーに関しまして。
すみません、まだ準備中ですが少しずつ確実に進んでいます。
あと少しのフィッティングサンプルと
あといくつかのデザインサンプルが揃えばというところまできましたので
やっと先の見通しが立ってきましたかね?
そんな中、ちょっとシューツリーについて
συναντω の注文靴はお客様の木型から起こした専用の3分割ツリーが付いていますが
パターンオーダーでは
パターンオーダーの木型から起こした専用の3分割シューツリーが付きます。(今は予定としておきましょうか)
「ツリーなんかいっぱい持ってるからパターンオーダーのツリーは要らないよ。」という方は
その旨おっしゃっていただければ、ツリー分お値引きです。(こちらも予定としておきましょうか)
で、どんなツリーでしょうか?
こんな感じに仕上げますというのをご覧いただきましょう
ツリーは木型のまんまの形を木でおこして
それをツリー用に3分割してもらっています
今回、僕がやったのはそれ以降の作業ですね
デザインサンプルの靴は3Eの25cmで作っていますので
ツリーも3Eの25cmでお願いしてあったんです
そのまま入れてみたらどんな感じかなって
なんと、そのままの3分割の状態では靴の中に入っていかないんです
同じサイズなのに、不思議。
もしか25.5cmで作っちゃったんじゃないの〜
サイズは間違ってませんでした。
要は、ツリーはツリーとしての加工をしないとダメなのです

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これはそのままの頭の部分
底部が丸みを帯びていますよね
このままだと靴にピッタリすぎるので
底部の丸みを削って凹ませてあげます
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ちょっとわかりにくいですが
底部を凹むところまでなめらかに削りました
横からの画像でだいぶ平らに見えますよね
つぎは真ん中のパーツ
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これはそのままだと外側になる部分が出っ張りすぎてて
履き口につかえて入っていきません
ですから
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外側を丸く小さく削ってやります
最後、お尻の部分
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はい、お尻はこんなに角ばっていては美しくないですし
また履き口につかえてしまいますね
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やっぱりお尻は丸くつるんとしていませんと
これ木材ですから手作業だけでは全然はかどりません
靴製造屋ですからフィニッシャーもありますよ
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ギャーッと粗いペーパーで粗削りを施して
最後は手作業で全面を滑らかに仕上げていきます
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お尻ばっかり念入りにやってるわけじゃありませんので
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このあと電動ドリルで穴を開けたり
συναντω ネームをつけたり
ちょこちょこ作業は残ってますけどおおまかにこんな感じですね。
でも今回のツリーとしての加工作業は
木型をそのままおこしてもらっちゃったので必要となりましたが
シューツリー専用の型を作ってそれをサイズ展開すれば
精度も上がって手間もだいぶ省けますのでこれからはその方法でやっていきます。
συναντω のパターンオーダー、幻ではありませんのでもう少々お待ち下さいませ。
担当 根岸
posted by sinando at 18:12|
συναντω(sinando)